最近読んだマンガが全部面白かったので紹介しやす。辺境の老騎士&ダンジョン飯&ベアゲルター
どうも。シャイニングマンです。
実は先日、Googleさんから初めてのお小遣いが入金されました。
3ヶ月以上に渡ってこのブログを頑張って来た集大成。実に諭吉のおとっつぁん「2.7人分」でした。あじゃす。
って事で、前から欲しい欲しいと思ってたコレを買いましたよ。謎に高い方をね。
↑これはこれで「めっちゃ良い買い物」だったので、また別でレビューでも書こうと思いますが、今日はマンガ!読んだマンガの話をしますね!(鼻息)
妻の妊娠、出産、育児、とかもあってここ2年くらいは大好きなマンガを全くと言って良い程読めてなかったので、これを機に読みまくろうと思ってまして
早速手を付けたのが以下の3作品。
一応全部読んだので簡単な感想などをご紹介させて頂きやす。
ダンジョン飯(九井諒子)
九井諒子、初の長編連載。待望の電子化!
ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。
再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。
そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」
スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!!
襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ!冒険者よ!!
引用:Amazonより
これは2016年度「このマンガがすごい!」の大賞に選ばれた事で気になってました!しかしながらこの作者(九井諒子先生)の事は全く知らなくて、予備知識は2%ほどしかありませんでしたが…
イイ!とてもイイです!
世界観は「RPG(ロールプレイングゲーム)」がモチーフですが、その「視点」がまぁ斬新!
パーティー組んでダンジョン(迷宮)に潜って冒険する…というありふれた設定ではあるんですが、そこから先はもうこの作者のオリジナリティーがいかんなく発揮されてます!
RPGでもお馴染みな魔物(スライムとかドラゴンとか)を倒してひたすら調理して食う!しかもそれがまたちゃんと「ウマそう」なんですよね!
タイトルで大まかな内容は想像ついてたのですが、実際に読んでみるとこっちの想像を遥かに超えるクオリティー。とにかく各設定のディティールが細かい事細かい事…。
RPGの世界観における疑問や矛盾などを作者なりの解釈でアレンジして理由付けされている事で妙な説得力とリアリティーが確保されており「なるほど…そう来たか」的な感心も随所にあって非常に楽しい!
少年の頃、バカみたいに「RPG」をプレイしまくっていた身としては物凄く読み応えがありました!
作風的にはゴリゴリのバトル物ではなく、どちらかというとほんわか系でギャグ要素も多くて
「あれ?これ、斬新だけど、どっかで読んだ事あるような懐かしさもあるな…なんだろ…?」
なんて思いながら読み進めてたんですけど、これ、あれですね!
「魔法陣グルグル」ですね!
これはあくまで個人的な感想ですが、設定とか世界観とかユルさとか、結構共通点あるかも!とか思いながら一人でスッキリしてました…(笑)
あと、同じような作品としてはやはり有名どころの「トリコ」を連想する方も居るかもしれませんが、これに関しては僕的には全くカブってないっていうか…全てにおいてダンジョン飯の圧勝かなと(あくまで個人の意見っす)
作者の画力はそこまで高くはないですが、ゆるりとした作風とも完全にマッチしているので全く違和感&問題無し!画力至上主義の僕でも楽しく読めました!
主人公ライオスを含む各キャラ達の個性もバッチリ立っていて素晴らしい仕上がりです!
男性女性問わず、「RPGの世界観」を多少なり理解出来る人ならまず楽しく読めると思いますので激しくオススメです!!
辺境の騎士バルド・ローエン
金も名誉も捨てて、老騎士バルドは死にゆくための旅に出た。
ひとりぼっちで美味しいご飯に舌鼓を打ち、ひとりぼっちで見慣れぬ景色に感嘆する。死に場所を探す旅路はひっそりと始まった。
しかし、彼は知らない。それが新たな冒険の幕開けとなることを。
辺境の大領主コエンデラ家が引き起こす争いにバルドはいつの間にか巻き込まれていく――。
引用:Amazonより
これも全く予備知識無しで、いわば「ジャケ買い」だったのですが、当りの予感!
予感、というのも、まだこれ「1巻」しか出てないんですよ。しかしながらその1巻でグっと心を掴まれたので、2巻も出たら確実に買います!
で、内容の方なんですけど…まさかの
「冒険&グルメ」かぶり!!!(笑)
これはダンジョン飯の次に読んだのですが、我ながらこの「引き」にはビックリしました…
しかしながらそれはそれ!これはこれ!テーマこそ被り気味ですが、その中身は全然違います!
こっちは中世ヨーロッパをモチーフとした世界観で、主人公である老騎士「バルト・ローエン」が騎士を引退してから出る「旅」のお話。グルメ要素もダンジョン飯ほどは強くありません。
そして何より「主人公が年老いた騎士」っていう点は何を差し引いてもかなり斬新。僕が読んで来たファンタジーモノでこういう設定は初めてなのでそれだけでも好印象!
調べてみるとこの作品の原作は「小説家になろう」という小説投稿サイトから生まれた所謂「なろう小説」と呼ばれる小説「辺境の老騎士」のコミカライズ版との事。
これは音楽で言う所の「インディーズ」のような感じでしょうか?僕は小説とかそういう界隈には全く持って疎い方のですが、こういった形で無名の作者がのし上がれる土壌が出来ていたなんて驚きです。実に素晴らしいシステムですね。
「辺境の騎士」はその界隈では非常に有名な作品らしく、メジャーな作者の作品とも全く引けを取らない仕上がりなので今後の展開も非常に楽しみであります!
尚、小説版は3巻まで刊行されているので、気になった方はそちらもチェックしてみてはどうでしょうか?
ベアゲルター(沙村広明)
3匹の獣(めす)が牙を剥き合う、おんなの修羅場!!
『無限の住人』の沙村広明が贈る、背徳のエンタテインメント!
――中国の売春街で起きた謎の殺人。それはやがて、日本の某・広域暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、とある辺境の孤島にて、予期せぬ火花となり炸裂する!!
情慾(エロス)と暴力(バイオレンス)の完璧な融合……これが“叛逆ずべ公アクション”だ!!
引用:Amazonより
いやもう紹介の時点で凄い(笑)でも、的を射まくりでぐうの音も出ません(笑)正に「叛逆ずべ公アクション」で間違いありません(笑)
こちらは今回読んだ中で唯一知ってる作者!4月に劇場公開される事でも話題になっている「無限の住人」の作者でもある「沙村広明」大先生の作品です!
やっと読めたぁぁぁ!!
そしてやっぱり面白かったぁぁぁ!!(歓喜)
先生お得意の超絶エログロヴァイオレンスの連打!連打!連打!今回はドイツ、中国、日本を背景としたヤクザモノながら、主人公(と思われる)3名は全員女性!(先生の趣向全開)
そして女性ながら皆さんとんでもない強さ&美しさ&鬼畜さ!(笑)
更に無限の住人でも見られた「変な武器」は今作でも健在!中でも銃とヌンチャクが一体になってるアノ武器!
素晴らしすぎます…!!
扱うテーマの奇抜さ、視点の鋭さ、キャラの立ち具合、バトルシーン含む全体的な画力なんかはもう言わずもがなですが…やはり改めて素晴らしいクオリティー!超・エンタメ!
内容が内容、描写が描写なので読み手を選ぶのは相変わらずなんですが…エログロ耐性ある人は絶対に読むべし!
※無限の住人も超絶オススメだから読んで!!
※「無限の住人」絶賛記事はコチラ↓
【キムタク主演】実写化の公開が迫る「無限の住人」の原作はマンガ界屈指の超名作【三池崇史】
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まとめ
いやぁ軽い気持ちで読んだものが意外に大当たりばかりで得した気分です!(嬉しい誤算!)
ダンジョン飯&辺境の騎士はまさかのニッチなジャンル被りを見せましたが(笑)、両作品ともまた違ったテイストで素晴らしき!
ベアゲルターは期待を裏切らなかたったし大満足!
近々この3作品は漫画ランキングに加えようと思っています!
※漫画ランキングが気になった方はコチラをどうぞ↓
【2017年度】本当に面白い!90点超えのオススメ漫画ランキング33【少年&青年マンガ】
これからもコイツ(fireタブレット)でガンガン漫画読んで、面白かったものは気合入れてレビューしていきますので、その際はまたお付き合い下さいませ!
(漫画記事はどうやってもハイテンションになります。すいません。)
あじゃした!!