シャイニングマンの「勇気を君に」

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「M-1グランプリ2016」見た感想。世間との感覚がズレ過ぎて辛い。。


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どうも、シャイニングマンです。


毎年欠かさずチェックしてるお笑い賞レースの一つ「M-1グランプリ」ですが、去年は5年ぶりに復活して、無事に今年も開催されましたね。世の漫才師さんからすればやっぱりこの大会が大きなモチベーションになっている筈ですので、今後も続いて欲しいと思います。

 決勝からもう数日経ったのでネタバレしてももう誰も怒りませんよね…?(笑)


この件に関しては他にも記事にしてる人が死ぬほど居ると思うので「何を今更」感もあるかと思いますが、僕なりの視点でつらつらと書き綴ってみたいと思います。(何様?とか自分が一番思ってるので勘弁してね?)

 

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■概要

2001年に島田紳助の呼びかけによって始まった漫才師の日本一を決める大会。「優勝したら翌年から必ず売れる」は第7回大会のサンドウィッチマンくらいで終わりましたね(笑)

2010年には島田紳助の引退によってこのM-1も一旦その幕を閉じましたが、2015年からはまた開催されるようになりました。

2010年までは「結成10年未満」のコンビにしか出場資格がありませんでしたが、2015年~は「15年未満」に変更されました。まぁ大会自体5年空いちゃったので、その間の漫才師さんの事を考えると妥当な判断だと思います。

 

■審査員

・松本人志
現代お笑い界の神が久しぶりにM-1の審査員に舞い戻って来ました。この人にネタを審査されるならほとんどの芸人は文句ないと思う。でも「この人が最終決戦で入れる芸人は優勝しない」というジンクスが出来つつありますね(笑)

 

・博多大吉
本人は重荷だったと言うけど、出した点数を見てる限りマトモな審査が出来てる印象でした。中堅って言っても芸歴としては十二分だし、次回大会も是非審査員として出て貰いたいと思いました。

 

・中川家礼二
言わずと知れた「初代M-1王者」なので、このキャスティングは当然と言えば当然。芸風やその経歴から既に師匠クラスのオーラが出始めてますね(笑)彼に審査されるのも誰もが納得ではないでしょうか。

 

・上沼恵美子
関西テレビ界の女帝。女版明石家さんま。大昔は天才女流漫才師として活躍してました。嫌いな人多いけど…(笑)僕は審査員としても大いにアリだと思います。

 

・オール巨人
第一回からずーっといる巨人師匠。この人も賛否両論ありますが、上沼さん同様に「採点のバランサー」という意味でもこういう人が居ても良いんじゃないかと個人的には思います。


審査員は今回の「5人」くらいがちょうど良いかもしれませんね。メンツも今回は個人的に納得できる人選だったので良かったです。

 

■出場者と個人的な感想

・アキナ(吉本興業)

アキナはボケの山名はキャラも立ってて演技力もあるし、めちゃくちゃイイんですけどねぇ~。方やツッコミの秋山が微妙で勿体無い感じですね。下手では無いですけど、普通…っていうか(笑)出順も1番だったし、勝てる要素は無かったように思います。

 

・銀シャリ(吉本興業)
今回見事優勝を果たしました。とにかく橋本のツッコミが最高レベル。王道のしゃべくり漫才で優勝するのって、本人達は相当気持ち良かったと思います。個人的にはそこまで好きでは…ないけど(笑)

 

・カミナリ(グレープカンパニー)
色物的な感じですが、僕はこういう素人臭いコンビ芸が好きなので良かったです。2人がとにかく可愛い(笑)今後の活躍がどうなるかと言われれば微妙ですけどね(笑)

 

・スーパーマラドーナ(吉本興業)
ボケの田中の気持ち悪さは一旦客にハマると強いですが、ハマらなかった時が地獄。今回はどっちつかず…?な感じでしたね。ツッコミの武智がネタを作っているので凄く優秀だと思うのですが、もう少しツッコミとしての技術があればなぁ…。

 

・ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
巨人師匠も言ってたけど見る人を選びすぎるあのネタのチョイスが失敗だったかな(汗)ハライチは完全に澤部依存なので、澤部が最高にノッてる状態じゃないとこの舞台で上位3組に残るのは難しいですよね…。

 

・さらば青春の光(ザ・森東)
ワンフレーズずつ引っ張って、それらを全てフリにしながら笑いを増幅させていくネタでしたが、見事にハマってましたね。僕は好きでした。決勝行っても良い出来だったと思ったけどなぁ~。

 

・相席スタート(吉本興業)
この漫才のクオリティーを見て決勝に出れるレベルかと言われれば微妙な印象でした。他に本当に居なかったのか…?(苦笑)ツッコミの彼はまだ良かったですけどね。

 

・スリムクラブ(吉本興業)
今回の出演者の中では個人的に最低でした(笑)初めて彼らがM-1に出た時のネタと同じ空気感のネタでしたが、2人が変に小慣れてしまった事で意図するような爆発力が生まれてなかったような印象でした。内間の技術力の無さは痛いですね…。

 

・和牛(吉本興業)※敗者復活枠
このコンビも銀シャリ同様、ツッコミの川西が秀逸すぎましたね。こういうコント調な漫才は演技力も相当必要ですが、ツッコミがそこを完全に乗りこなしてて安定感もバツグン。去年から1年間での伸び率がハンパじゃなかったです。地力もあると思うのでトーク番組とかでも活躍できそう。売れて欲しいな~。個人的には優勝。

 

■まとめ

個人的に漫才は「ツッコミの質に依存する」と思っています。特に「4分」というテレビサイズ(※通常、劇場の漫才は15分くらいあります)の尺だと、ボケの質や量も重要ですが、その笑いを一個ずつ的確に増幅してくツッコミの役割が最も重要になってきます。


今回優勝した銀シャリにしても、和牛にしても、ツッコミの質が超高かったですね。初戦で敗退した相席スタートなんかもツッコミのレベルだけで見れば結構高かったと思います。


ただ、やっぱり個人的な感想としては「皆普通だなぁ~」という印象でした。もっとぶっ飛んでるコンビに出て貰いたかったですね。(天竺鼠とか)


でもネタの設定一つとっても、奇抜な設定にすればするほどその世界観を浸透させる為に時間を食うので、4分という持ち時間を考えればそんな事をするのは相当な思い切りが必要になりますし、そういう冒険をしたコンビほど決勝には残れない傾向にあるような気もします…。(僕はそういうのが見たいんだけどな…)


正直、この「M-1」にしても「THE MANZAI」にしても「R-1」にしても「キングオブコント」にしても、自分がオッサンになったからかもしれないけど…年々世間様との感覚が合わなくなり、退屈になってしまってます。好きなコンビも全然決勝まで残らないですし(笑)


今回も全編通して数ヶ所しか笑い所もなく、本音言えば「あぁ~銀シャリ獲ったかぁ~良かったなぁ~(棒読み)」程度の感想しかありません(笑)


個人的にはチュートリアルが優勝した第6回大会(2006年)が僕の中ではM-1のピークでしたね…。

 

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やっぱり誰かの採点(結局はその人の好み)によって優劣が決まる「賞レース」という性質が、僕の感覚には段々と合わなくなって来ているのかも。(それでも毎回見ちゃうけど…)


そういった意味でも現行の「お笑いコンテンツ」としては今Amazonビデオで配信されてる「ドキュメンタル」が最高到達点かなと思いますので、まだ見てない人は是非Amazonプライム会員になって今すぐ見ましょう(笑)

 

これは好みとか関係なく「笑ったら負け」っていうシンプルながら絶対的なルールがあるので、誰が見ても納得できる勝ち負けです。やっぱこういうのが良いよな。

 

 


あじゃした!

 

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 ※12/7追記

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