今更ながら「東京喰種」&「東京喰種:re」を読みましたので、気になってる人に薦めます
どうも。シャイニングマンです。
Amazonでfireタブレットを買ってから「これでやっと漫画が読める!読みまくれる!」と喜び勇んで気になっていた漫画を片っ端から読んでます。(お金が…無くなる…)
そんな訳で今回は話題となってる「東京喰種(トーキョーグール)」を刊行分まで全て読破しましたので
「気になってるけど、まだ読んで無いなぁ…」という僕みたいな人に向けてこの作品の概要や見所などをお伝えしたいと思います。
先に結論!!
まぁまぁ面白いよ!!
ストーリー
人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延する東京。
上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、直後起こった鉄骨の落下により捕食を免れる。
しかしその後、彼女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
引用:wikipedia
僕これ、読む前はてっきり今流行りの「ゾンビもの」だと思ってたんですけど、全然違いました…(恥)
もうちょっとあらすじを補足しますと
この世界には「人間」と「喰種(グール)」の2種類が人種が存在していて、喰種は基本的に人間を食べます。ていうか、「人間しか食べられない」という可哀想な生き物。
因みに人間が口にするような普通の食事は一切食べれない(臭い&マズイ&気持ち悪い&体調崩す…etc)のですが、バレない為にたまに「食べるフリ」とかしたり、その場では一旦飲み込んで後でトイレで全部吐いたり、そういう健気な努力をしている喰種も居ます(後述)
基本的に喰種の見た目は人間と何ら変わりないので、普通に人間社会に溶け込んで暮らしてますが、夜とかになるとお腹を空かせた狂暴な喰種が人間を食べちゃう事がしばしば。事件としてこれが毎日のようにニュースになってます。
そんな事もあってこの世界には警察とは別で喰種を退治する専門の機関「喰種対策局(CCG)」があり、日々その人達が正義の味方として喰種達を見つけては退治してくれています。
…という社会設定。時代背景は今の日本そのままな感じです。
※「東京喰種」の方がいわば第一部で完結済み、今は「東京喰種:re」として連載中でこっちは第二部って感じです。
主人公「カネキケン」について
主人公である「カネキケン」は物語の最初に「リゼ」という名の喰種に襲われますが、食われかける直前…謎に上空から工事現場の鉄骨が落ちてきてリゼが下敷きになります。
病院に運ばれたカネキは鉄骨の下敷きになって死んだリゼの臓器を移植された事で一命を取り留めるのですが、これがきっかけで喰種の血が混じった「半喰種」という特異な存在になってしまいます。
この世界には人間には人間の社会があり、喰種には喰種の社会があるので、「半喰種」となってしまったカネキはどちらにも自分の生きる場所が無い事を嘆きます…。
途方にくれたカネキはこの後「あんていく」という喫茶店の店長に拾われる事に。
喫茶店「あんていく」
このお店に居る人は全員が「喰種」ですが、世間を騒がせてるような狂暴な喰種ではなく、人間にバレないようにひっそりと暮らしている優しい(?)喰種です。
もちろん喰種なので人間を食べないと生きていけないのですが、基本的に殺しはせずに「自殺者の遺体」を加工して食べるなどしています。(それでも怖いけどな)
で、店長の「芳村さん」はその加工肉を他の困ってる喰種に分け与えたり、追われてる喰種をかくまったり、喰種が人間社会に溶け込めるよう人間っぽい振る舞いをレクチャーしたりといった「喰種の互助会」ような事もやってます。
半喰種となって行き場を失ってしまったカネキはこの「あんていく」の店長である芳村さんに助けられ、以後彼らと行動を共にしながら次第に「半喰種にしか出来ない事(人間と喰種が共存出来る世界を作る)」を模索しだすようになります。
喰種の特徴
喰種は身体能力が異常に高く、並の人間では太刀打ち出来ません。
この事から喰種対策局は喰種の強さや危険度などを基準にして「C~SSS」までランク付けして捜査に当たっています。
喰種はそれぞれ「赫包」という特殊な臓器を持っており、ここにエネルギーを溜め込んで「赫子(かぐね)」という捕食器官を発現させます。
これがいわゆるバトル漫画における「能力」や「武器」の面を担っていて、キャラによって色んな種類があるのですが
描写自体は結構ザックリとしていて「能力バトル」と呼べるほどその能力に細かい差はありません。どちらかというと個体の強さだけに依存する感じです。
喰種捜査官の武器「クインケ」
喰種対策局(CCG)に所属する捜査官達はそれぞれ対喰種用に「クインケ」という武器を持っています。
これは捕まえた喰種の赫包を使ってCCGが独自に開発したもので、クインケの名前は素材となった喰種の名前がそのまま採用され、強さはその喰種のレート(C~SSS)に依存します。
このクインケの描写は何故か喰種の赫子よりも多彩に描かれていて、厨二病患者のハートを射止めるには十分なほどカッコイイものばかり。
この作品のバトル部分には欠かせない厨二要素となっています。
※人類最強のCCG捜査官「有馬貴将」のクインケ↓
※厨二病患者さん大興奮の槍タイプ「IXA(イグザ)」
主要キャラがほぼ全員ブッ飛んでる
この漫画の登場キャラはクセしかないです。もうクセだらけ。
主要となるキャラの内、敵味方問わず7割くらいがブっ飛んでて、マトモな人格のキャラが圧倒的に少ないです(笑)
流石に主人公だけはマトモで純朴な少年だと思ってましたが、彼も「東京喰種」の中盤から一気にブッ飛びました(詳しくは作品を見てみて)
作中の勢力としては大きく分けて3つ
・「主人公チーム(あんていく組)」
・「喰種対策局(CCG)」
・「アオギリの樹(狂暴な喰種の集団)」
で、主人公チームも基本的には全員喰種なので、CCGから当然狙われますし、アオギリとも思想が違うので敵対。CCGはこの世の喰種全てを駆逐するのが仕事なので全員敵。
こんな感じで第一部の「東京喰種」は三つ巴で殺し合う流れとなっているのですが、どの勢力にもマトモな奴はあまりいません(笑)しかし、それがこの作品の魅力でもあるんだと思います。こんな漫画ってあんまり無いですから(笑)
ブッ飛びキャラ一例
月本(主人公チーム)
味方イチのサイコ野郎。もうサイコ以外の言葉が思いつかないくらいサイコ。
最初は敵だったけど中盤から仲間になるっていう厨二病患者大好きなアレなんですけど、でもベジータとかピッコロ的な感じじゃなくてずっとサイコのまま(笑)
ジェイソン(アオギリの樹)
倫理コードスレスレのドS喰種。敵なのでブッ飛んでるのは仕方ないけど、それにしてもブッ飛び具合がハンパない。
真戸さん(CCG)
この人に関しては喰種でも何でもないただの人間なのにこの白目具合。
喰種捜査官なので、一応この世界の人間社会においては「正義の味方」なんですけど、どう考えてもイキフンが極悪過ぎ。
後でちょっと「いい人だったエピソード」的なの挟まれても取り返しつかないくらいサイコ。
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伏線多過ぎ&展開めまぐるし過ぎ
ちょっと「やりすぎなんじゃないか?」ってくらいこの作品は伏線が多く、展開もめまぐるしいです。
アイツって〇〇だったのか!とか、あの時のアレって〇〇だったのか!とか、え?アイツ死んでなかったの?あの組織ってアイツが関わってたの!?
とかが他の漫画の5倍くらいあります。
何度も読み返して楽しめる人は良いかもしれませんが、個人的にはトゥーマッチかな…と(苦笑)
もうちょっと、もうちょっとだけそういうギミック減らして欲しかったなぁ…
まとめ
何か最後の最後にちょっとだけディスってしまいましたが、本当によく出来てるし、色んなジャンルの漫画ファンを一斉に囲い込めるポテンシャルを持った貪欲なマンガだなと関心しました!普通に凄い!
・サイコサスペンス
・救われないストーリー
・目まぐるしい展開
・多めの伏線と華麗な回収
・凄惨な描写
・熱いバトル
・厨二心を揺さぶる多彩な武器
↑のような要素が好きな人なら読んで損ナシの名作だと思います。
今も週間ヤングジャンプにて「東京喰種:re」が連載中ですし、7月には実写映画化される事も決まってますので、気になった方は是非読んでみて下さい。
あじゃした!
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