シャイニングマンの「勇気を君に」

気になった事や今まで溜め込んでいた知識をジャンル問わず放出する雑多なブログです。 人工知能(A.I)、漫画、音楽、お笑い、ダイエット、美容、健康…etc

誰よりも先に逝きたい。という話。


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昨日とある人が亡くなったというニュースを見てて、久しぶりに死生観について深く考えた。(タイトルでネタバレ済)


命は生まれた時から既に死ぬ事が決められていて、そして僕ら人間は「自分がいずれ死ぬ事を知ってる」唯一の生き物な訳やけども、それがいつ、どんな原因で死ぬのかまでは知らされていない。


事故で死ぬのか、病気で死ぬのか、誰かに殺されるのか、自殺するのか、老衰で大往生なのか、それが何年何月何日の何時何分なのか…

 
何れにせよ自分の最期なんて誰にも分からない。それが神様が決めた人間という生き物のルール。神様ってなかなか性格悪いよね。


虫とか他の動物みたいに「ただ生きる為に生きてる」みたいな生き物の方がよっぽど幸せな気がする。


後は自分がいつ死ぬかさえ分かってて、それをしっかりと自覚出来てたとしたら、きっと多くの人が有意義で幸せな人生を送れると思うんやけどなぁ。惜しい。非常に惜しい。

 

彼女の最期の言葉

先日、壮絶な闘病生活の末に亡くなった彼女は、死ぬ間際に旦那さんに「愛してる」と言ったらしい。


人が死ぬのに美談もクソも無いし、旦那さんやお子さんからすれば「そんな言葉は要らないから生きてて欲しかった」と思ったかもしれない。仮に僕が旦那さんの立場だったら絶対にそう思ってる。


それでも、この彼女の言葉にグッと来た人は少なくないと思う。僕は泣いた。


まだまだ若かったし、闘病生活も僕が想像するより遥かに壮絶やったやろうし、幼い我が子や家族、友人など、それまでの人生で関わった大切な人達を残して逝くのは本当に辛かったと思うけど


それでも…そう言って死んで行ける人っていうのは世の中にどれだけ居るんやろうか。


不謹慎かもしれないけど、


事故で死んだ人、誰かに殺された人、テロで死んだ人、急性の病気で急死してしまった人、そういった「心の準備も出来ず、大切な人に別れすら告げられずに死んでしまう人達(遺される側の人)」も大勢居るという事、そして自分もそうなる日が来るかもしれないという事を考えると…


最期に旦那さんに愛してると伝える事が出来た彼女の事、正直羨ましく思った。


本来なら知る事が出来ない筈の「自分の死期」をある程度でも知れるという事、そして悔いはあれど大切な人に最後の最後に自分の想いを伝えられたと言うのはある種「神に選ばれた」と言っても過言では無いと思う。


現実として絶対に人はいつか死ぬし、その死に方ひとつ取っても色々あるという事、そしてそれを選ぶ事は出来ないという事、それら踏まえると「自分がそうなった時にどういう最期を望むか」と問われれば、僕は彼女のような最後を迎えたいと答える。

 

 

誰よりも先に逝きたい

僕は昔から「大切な誰よりも先に死にたい=誰も自分より先に死んでほしくない」と思ってる。


非常に自分勝手でワガママな考えで、僕の事を大切に思ってくれている人からしたら「アホか!」という話やろう。分かる。分かってる。僕だって君らからそんな事言われたら同じ事を言うやろう。


僕は今まで大切な人を亡くした経験が無い。数少ない「大好きで大切な人達」は今もまだ元気に生きてる。本当に幸せな事だ。でもこの先、高確率でその時が訪れる。


そんな経験絶対にしたくないし、してしまったとしたら立ち直れる自信も無いし、自分がその先、生きていく意味すら失ってしまうと思う。


でも、そうなってもいつか心の整理がつき、立ち直って笑える日が来るのかもしれないけど、そうなるのすらも自分の中では抵抗があったりする。我ながらめんどくさい人間だ。


とにかく、そういう事を想像しただけでも震えるくらい嫌だ。失う事も、それを乗り越える事も、一瞬でも忘れてしまう瞬間が来る事も…怖い。


妻、娘、兄、姉、両親、友達…無理無理。皆生きてて欲しい。自分より先に死なないでほしい。絶対絶対絶対。


…でも、それが不可能であるという事は冒頭からずっと書いている通り。彼女の事を羨ましく思ったのは僕がこういう考えを持っているからというのもあるのかもしれない。

 

まとめ(まとまってないけど)

いずれは誰しもが死を迎える。自分が先に死ぬか、大切な人が先に死ぬか。それは選べないし、事前に知る事も許されない。


先日亡くなった彼女が人生の最期にどんな境地に達したのか、最期の言葉からそれを想像して「先に逝く事を希望する側」としては勝手に羨ましく思うと同時に


「大切な人を亡くした側」としてご家族やご友人の方々の哀しみを想像するとこっちまで泣けるほど胸が痛み、とても複雑な想いに駆られました。


という話でした。長々すんません。


とにかく、先に逝くにしろ、見送る側になるにしろ、今ここでしっかりその事について考えておく事が何か少しでもポジティブな結末に繋がる事を願うばかり。


は~。。マジで誰よりも先に死にたい。自分勝手でホンマに申し訳ないけど、神様頼んますぅ。。。

 

(※間違っても「彼女が幸せだった」などと僕如きが断定するような意図はない。あしからず。あくまで僕個人が羨ましく思っただけの話。)

 

 

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